A2
A2 14:20-15:10
クラウドにつながり始めたハードウェア

クラウドがハードウェアを拡張する

ハードウェアがユーザーに継続的に新たな体験をもたらすために、プロダクトはインテリジェンスをクラウド側におき、ハードウェア側をよりシンプルにしていく方向性が見えてきています。プロダクトにおけるクラウドの活用は、プロダクトの提供する機能のアップデートや、システム運用、データ活用といったシステム上のメリットにとどまりまらず、プロダクトを利用したサービスをサードパーティと共に拡大していくエコシステムを可能にします。

前半は、新しいハードウェアとして多くの家庭や企業に取り入れらているスマートスピーカーAmazon Echo/ Alexa を取り上げ、アマゾンジャパンの北迫氏にハードウェアとクラウドの構成とロードマップ、ビジネスのはじめ方とエコシステムを紹介いただきます。

後半では、昨年末に発表されたエッジコンピューティングと機械学習を利用する1/18スケールのラジコンカー 「AWS DeepRacer」 について、アマゾンウェブサービスジャパンの岡嵜氏から、その仕組み、機械学習と強化学習のステップ、エッジとクラウドの連携について紹介いただきます。

Speakers
北迫 清訓 氏
アマゾンジャパン合同会社 シニアソリューションアーキテクト

ITハードウェアベンダーにて通信・メディア系のシステム開発・プロジェクトマネージメントを経て、2012年にAmazon Web Service JapanにSolutions Architectとして参画。動画配信など大規模配信案件などを主に担当し、Media & Entertainmentチームをリードした後、2017年末にAlexa Voice Service (AVS)に転籍。Solutions Architectとして、日本でのAVSビジネスの立ち上げからテクニカルリードとして、数多くのデバイスメーカー様にAlexaを搭載いただく支援を実施中。

岡嵜 禎 氏
アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 技術統括本部 本部長 技術統括責任者

大手システムインテグレーター、外資ベンダー等のアーキテクト部隊の責任者を経て、現在は、AWS(アマゾン ウェブ サービス)の技術統括責任者として、エンタープライズ、インターネットサービス・スタートアップ、パートナーの技術部隊を統括。
コンサルタントとしてのバックグランドも活用し、技術だけでなく、経営的な視点で、クラウドや最新技術を適用していくための活動も推進している。

片山 暁雄
株式会社ソラコム 執行役員 プリンシパルエンジニア

システム会社での金融機関向けのシステム開発を経て、2011年にアマゾンデータサービスジャパンに入社。AWSソリューションアーキテクトとして、AWS利用の技術支援、クラウド普及にむけた講演活動に従事。特に金融業界などミッションクリティカルかつ堅牢なセキュリティが求められる業界を中心にクラウド導入を支援する。2015年に株式会社ソラコムに参画、日本におけるエンジニアチームのトップとしてソラコムの提供するIoTプラットフォームの設計構築と、顧客への技術支援を担当する。

著書として「IoTエンジニア養成読本」「IoTエンジニア養成読本」「SORACOM入門」「AWSクラウドデザインパターン設計編/実装編」「Javaルールブック」など。