A3
A3 15:30-16:30
「ユーザーが望むハードウェアプロダクトを作る」

ユーザーは新たなプロダクトを待ち望んでいる

ハードウェア、クラウド、通信などの周辺テクノロジーが民主化され入手しやすくなったことで、今まで世の中になかった「あるといいな」と思えるプロダクトが、それもハードウェアを本業にしていなかった企業から次々に発表され、ユーザーの手元に届いています。新しい発想とハードウェア開発を伴うプロダクトづくりの成功させる秘訣はあるのでしょうか?

本セッションでは、漕げる電動バイク「smartBIKE GFR-01」がクラウドファンディングで国内最高額となる約1億2800万円を集めたことで注目を浴びるハードウェアスタートアップのglafit 鳴海社長、スピーディに市場に投入しシリーズ累計販売数20万台を突破した手のひらサイズのクラウド通訳機「POCKETALK®」でハードウェア市場に参入したソースネクスト CTO 川竹氏、そして広告タブレットや決済端末などのハードウェアを含む新たなサービスを次々と打ち出し、デジタル化が及んでいなかったタクシー業界を舞台に新たなデータ活用に挑むJapanTaxi CTO 岩田氏をお迎えし、新たなプロダクトの発想の経緯、実際の開発、そしてお客様に届ける過程について伺います。

Speakers
鳴海 禎造 氏
glafit 株式会社 代表取締役 CEO

1980年 和歌山市に生まれ、15歳のときから様々な商売を始める。
2003年 カーショップ「RMガレージ」を個人創業。
2007年 自動車輸出業「FINE TRADING JAPAN」を個人創業
2008年 株式会社FINE TRADING JAPAN設立
2009年 自動車用品の製造・販売をスタート、中国広東省に事務所設立。
2011年 中国広東省に生産管理を行う現地法人設立
2012年 香港に貿易業務を行う現地法人設立、日本を代表する次世代乗り物メーカーとなることを見据えてメーカーブランド 「glafit」を立ち上げる。
2015年 和歌山県初の新電力事業者(PPS)となる和歌山電力株式会社の立ち上げに協力、取締役に就任。
2017年5月 glafitブランドとして初めての乗り物「glafitバイク」を発表。同9月 glafit株式会社を設立し代表取締役CEOに就任。
2018年1月 第36回日本経済新聞社 日経優秀製品・サービス賞2017最優秀製品賞を受賞、同10月 グッドデザインアワード2018年受賞

glafitバイク GFR-01 

glafitバイク GFR-01は、「人々の移動をもっと便利で、快適で、楽しいものにする」というコンセプトのもとつくられた電動バイクです。ペダルを活用することでペダル走行とバイク走行の他、「自転車×バイク」の両者を掛け合わせたハイブリッド走行が可能な次世代型の乗り物です。折り畳めるので車のトランクにいれて観光にでかけたり、電車での輪行で新しい旅行体験ができたり、近所へのチョイ乗りもより便利になります。
プロダクトウェブサイト

川竹 一 氏
ソースネクスト株式会社 技術戦略室 執行役員

1976年神奈川県生まれ。2001年に九州工業大学情報工学部電子情報工学科を卒業し、 同年ソースネクスト株式会社に入社。POCKETALK、スマート留守電、筆王、いきなりPDF、超字幕等200以上の製品企画・設計を行なう

ポケトーク W

「ポケトーク W」は、世界74言語に対応した、手のひらサイズのAI通訳機です。ボタンを押して話しかけるだけで双方向に音声翻訳が可能、世界126の国と地域で使えるグローバル通信機能を内蔵しているため、面倒な設定は不要ですぐに利用開始できます。2018年日経優秀製品・サービス賞 日本経済新聞賞 最優秀賞受賞、日経トレンディ「2018ヒット商品ベスト30」に選出。 プロダクトウェブサイト

岩田 和宏 氏
JapanTaxi株式会社/株式会社IRIS 取締役CTO

東京工業大学大学院を卒業後、大手セキュリティ会社で画像センサーの開発、外資系ベンチャー、スマホ系ベンチャー、mixi、ストリートアカデミーの取締役CTOを経て、JapanTaxiの取締役CTOに就任し、現在は車載向け広告サイネージタブレットを展開するフリークアウトとJapanTaxiの合弁会社の取締役CTOを兼務。

今井 雄太
株式会社ソラコム ソリューションアーキテクト

株式会社ソラコムにてソリューションアーキテクトを担当。大学卒業後、数社にてネットワークエンジニア、広告関連システムの開発に従事した後、2012年よりアマゾンウェブサービスジャパン、2015年よりHortonworks,Incに在籍。スタートアップ、アドテク、自動車、電力業界などのクラウドとビッグデータ活用を技術支援する。特に、Hadoop/Sparkでのビッグデータ分散処理において経験が深く、数千台規模のHadoopクラスタの運用も経験。技術評論社「詳解Apache Spark」共著。